私の就職活動(Sotamakiの場合)
はじめに
皆さんこんにちはSotamakiです。
私は先日、ソフトバンク株式会社に総合職で内定を頂きました。
今日は、私が就活の時に体験したことやっておいて良かったことなどを紹介していこうと思います。注意ですがエンジニア志望以外の方のお役に立つかは分かりませんのでご了承ください。
まず私のスペック
普通科出身
私立理系
地方在住
大学までプログラミング未経験
基本情報技術者試験 合格
あれ?修士に行くって言ってなかったっけ?
そうです。修士まで行くつもりでした。
しかし、現在のコロナウイルスの影響などから修士に行った後だと現在よりも就職の状況が悪くなっているのではないかと予想したため学部で就職することにしました。
実際、内定が取り消しになったというような事例もあるそうです。
まあ修士は行こうと思えばいつでもいけるしね
~学部3年春~
私はちょうど去年のこの時期から就職活動を始めました。
情報工学科という学科に通っていたので自然とエンジニアになりたいと考えるようになりました。
就活と言えば、まずインターンに行く事だろうと考えた私はちょうどその時はまっていたpaizaのESなし選考を受ける事にしました。
paizaにはスキルチェックっていうコンテンツがあるのですが、思い付きでいきなりSランクの問題を受けてみたら解けてしまいました。(真実はこの問題が異常に簡単だっただけ)
そんなこんなで偽りのSランクを獲得した私は次々と企業の面談を受けます。
『〇an〇an株式会社』、『株式会社〇ビタイムジャパン』
ふっつうに落ちました。今考えればなぜポートフォリオもコーディングスキルもない自分が受かると思ったんでしょうか。
その時の私「あっれー?おかしいななんで受からないんだろう」
アホです。
そしてその頃から行きたかったソフトバンク株式会社のサマーインターンに応募します。
応募職種は確か...
第一希望 AIエンジニア
第二希望 データサイエンティスト
第三希望 システムエンジニア
だった気がします。
はい、ESで落ちました。
え?って思った方も多いでしょう。そうなんです。私、第一志望の御社のサマーインターンに落ちてるんです。しかもESで。
後で聞いた、サマーインターンにソリューションエンジニアで受かった同期の話ではAI系のホットな職種は倍率がすさまじかったようです。そりゃ受からんわ。
次に学内企業説明会で来ていた〇イバーエージェントのインターンに応募します。
サーバーサイドで2週間のやつだったかな?
はい、ESで落ちました。
サーバーサイドって何?っていうレベルだったので受かるはずがありません。
アホです。
次に受けたのが〇イチームのサマーインターンです。Ruby on railsとか書いたことないけど意識高そうだから応募してみるかで応募しました。
確か最初がコーディングテストだったのですが、凄く簡単で余裕で解き終わったのを覚えています。
案の定一次面接の案内が来ます。
しかし、悲劇は起きました。
「今なんか興味ある技術ってあるの?」
「ふーん、自然言語処理ね。どんなところがいいの?」
「じゃあ自然言語処理を使ってうちでどんなサービス作れそう?」
面接でボコボコにされました。
いやあ、ここは自分のように特に技術に興味が無かったり、何かを作っている訳ではない人間が来る場所ではなかったと悟りました。
以上が夏の選考結果です。結果は全落ち。学部卒で就職はもう無理だと思いました。
3年前期と言えばうちの大学では4年間で一番忙しい時期です。(同じ大学なら分かるはず)
そんな中、時間を使ってESを考えたけど全く報われなかったわけです。
結局3年の夏に行くことができたインターンは大学が斡旋してくれた横浜にあるそこそこのSIerの企業だけでした。(そこは無給だったけど交通費も宿泊費も出してくれたからまだ良かった。)
情報工学科の進路担当の先生が言っていたことですが、paizaで内定もらった人はいなかったそうです。(まじかぁ....)
~学部3年秋~
結局インターンに一社しか行くことが出来なかった私は、夏休みの間、必死にバイトをします。毎日毎日バイトバイト。大学院に行くなら勉強もそろそろしないとななんて考えていました。
そんなこんなで9月も後半に差し掛かります。僕の所属しているカガライブ!は金大生を中心に構成しているサークルなので10月後半の金大祭に向けてダンスの練習もしないといけない。
しかしここである事に気づきます。
あれ?資格試験(基本情報技術者試験)の試験日って金大祭の1週間前じゃない??
それからというもの、ダンス、勉強、ダンス、勉強......という目まぐるしい毎日を過ごしていきました。
しかし僕は気が狂ったのか更にカガライブ!のWebページを作ろうと言い始めます。
もう既にいっぱいいっぱいだったはずなのに...
アホです。
僕はそれまで授業以外で何かを作ったことが無く、ゼロのところからスタートしたのを
良く覚えています。
サーバー? 聞いたことある
ドメイン? 聞いたことある...かも?
あれ?HTMLっていうファイルを作ればネットにアップされるんじゃないの??
↑こんなレベルです。
本当に情報系の人間か?ってかんじですよね
結果だけ言えば、基本情報技術者試験も合格、金大祭も成功、Webサイトも完成しました。
人間やろうと思えば大体は形にできるって事です。
~学部3年冬~
ポートフォリオとして自作のWebサイトを作ることが出来た私はどんどんイベントや冬インターンに応募していきます。
そんな中でも良かったのがサポーターズのイベントです。
エンジニア1on1面談イベントというイベントがあり、1日最大8社の企業様と面談をすることが出来ます。交通費ももらえて、運が良ければその場でインターンへの参加や内定が確約されることもあるそうです。(僕は全くありませんでしたが)
私はこのイベントに計4回参加し、約20社の企業のエンジニアや人事の方と話しました。話し方やプレゼンの方法などはここで磨かれていったように思います。
サポーターズ経由で次に応募したのがウエディングパーク株式会社のインターンです。
コーディングテストはなく、面接のみでした。面接で前回失敗してるのでよく対策した結果、選考に合格。4日間のインターンに参加することになりました。
会社の目指している場所や、どんな心持ちで働いているのかという事を良く調べて自分のエピソードと交えて自分と御社はマッチしている事を伝えられるようにしました。
結婚式場の口コミサイトを運営する会社なのですが、サイバーエージェントの子会社ということもあり、非常にカジュアルで素敵な雰囲気の会社でした。
エンジニア2名、デザイナー1名でランディングページを製作するというお題のインターンでした。私はサーバーサイドを担当しました。
ちなみに私のチームは優勝しました。(3チーム中ですが)
初めて本格的にデザイナー志望の方と関わったのでとても楽しかったし自分なりに成長しやすい環境でした。
学内で公募されたNTT西日本と株式会社パソナテックの1dayインターンにも参加しました。
NTT西日本は会社の説明とこれからのIT業界がどうなっていくかを予想するテーブルゲームみたいなのをやりました。エンジニア要素はあまりありませんでした。
ちなみに優勝しました。
株式会社パソナテックの方はPythonもしくはRubyで好きな機能のLINE botを製作し、競うという内容でした。ここで当時すでにソフトバンクから内定をもらっていた私の隣の部屋に住んでいるY君とチームが同じになります。(どうでもいい情報)
ちなみに優勝しました。
学内説明会でソフトバンクの方がいらっしゃった際に、3月にはソフトバンクの冬インターンがあるとのことだったので徹底的に準備して臨みました。
ESと面接だけだったので進路担当のY先生に添削してもらったり、面接の練習をしてもらいました。これがとても効果がありました。
特に面接ですが実際に声に出して練習しないとうまく話せないんですよね。
質問に対する返答もある程度想定しておかないと厳しいです。
満を持して選考に臨んだ結果、合格。
1か月間ネットワークエンジニアとして就業することになりました。
なぜネットワークかって?AI系は修士が強いし人気だからです。東大とか京大の修士の人と戦いたくないでしょ?そのあたりも考えました。
まあコロナウイルスの影響で1週間で強制終了するという結末になりましたが.....
インターンに行った学生にはインターン特別選考ルートというものがあり、通常選考より選考が少ないルートがあったりします。私は結果的にこのインターン特別選考で内定を頂きました。
インターンは本選考にはなんら関係ないと多くの企業は言いますが、私はそうは思いません。
インターンに参加した方が、企業も学生もお互いに理解が深まり、結果的に選考に有利に働くことがあるのではないでしょうか。
だから興味のある企業のインターンには積極的に応募することをオススメします。
結局、就活って何すればいいと思う?
なんかまとまらないので箇条書きにしていきます。
・興味のある企業を探す(もしくは見つけられそうな機会を探す)
→Twitter、学内企業説明会、サポーターズのイベント等
・インターンに参加する
→いろんな種類があります。就業体験型、ハッカソン型、1day等
それぞれ目的が違うので自分にあったものはどれなのかを見極める
・選考の対策をする
→LINEなどはとても難しいコーディングテストや適性検査が出題されるようです。応用情報や競プロの問題を解くのがいい対策になるそうです。
→面接とかは実際に話す練習をしないと上達しないと思います
→進路担当の先生など詳しそうな人に相談するのがいいかも
・エンジニアはポートフォリオを作る
→自分が作った物を実際に動かしながら相手に話せるとめちゃくちゃ相手に響く
・面接の想定質問作っておく
→ガクチカなどは考えてまとめておくのが無難です。
→プロジェクト、バイト、サークル、勉強、研究、趣味など色々あると思いますがそれぞれ与える効果が違うので使い分けが必要です
プロジェクト:チーム開発や技術に関する話題の共有をした経験があるというアピールになります
バイト:ある程度の社会性があることのアピール、エンジニア志望が普通のバイト(飲食店とか)の話をするのはちょっと弱いかも。売上で歴代最高を記録したとか、社内資格を取得したとかなら少しはアピールになるかも(ならないかも)
サークル:ある程度の社会性があることのアピール、これもサークルによる。テニサーの副部長とかは多分受けない(気がする)
勉強、研究:うちの大学にはアプリ作ったり、専門実験などでチームで開発する機会が多く設定されているのでそれを活かすのが一番コスパがいいと思います。
趣味:スポーツなど身体を動かす系の趣味があった方がいいです。ストレスがたまった時の解消する手段としてアピールできます。
こんな感じでしょうか。あくまでサンプル1です。
最後に
まあ私のように技術力のない人間でもどうにかすれば、エンジニアとして雇ってもらえる環境が今の日本にはあります。
学力や住んでいる地域には差がありますが、唯一平等なのが時間です。早く動くも遅く動くもあなた次第です。
あと繰り返しますが、エンジニアに特化した就活の話なのでエンジニア志望じゃない方は「ほーん」くらいに受け止めておいてください。
以上、Sotamakiの就活でした。